カーシャンプーのボトルに書いてある「弱酸性」「中性」「アルカリ性」。
なんとなく違いは分かっても、「どれを使えばいいの?」と迷う方も多いですよね。
この記事では、洗車初心者でも分かるように、それぞれの特徴と使い分けをやさしく解説します。
Reflect Garage流の「汚れ別おすすめシャンプー」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
pH(ピーエイチ)とは?シャンプーの性質を表す数字
pH(ピーエイチ)は、液体が酸性・中性・アルカリ性のどれに近いかを表す数字のこと。
数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性です。
カーシャンプーでは、この数値が洗浄力と優しさのバランスを決めるカギになります。
ざっくり覚えるなら:
- 酸性 → 汚れを「溶かす」タイプ(スケール・水アカなど)
- 中性 → コーティング車向けの「やさしい」タイプ
- アルカリ性 → 油汚れや虫などを「分解して落とす」タイプ
弱酸性シャンプー|水アカ・白ジミ対策におすすめ
こんなときに使う
- ボディに白っぽいシミやくすみが出てきたとき
- コーティングの撥水が落ちてきたとき
- 月1〜2回の“下地リセット”に
特徴
弱酸性タイプは、水道水に含まれるカルシウムなどの成分(スケール)を溶かしてくれるシャンプー。
コーティングを傷めにくく、ボディをスッキリ整えるのに向いています。
Reflect Garageアドバイス:
弱酸性は「汚れを落とす」というよりも「ボディを整える」タイプ。
強くこすらず、泡をなじませて数分置くだけでも効果があります。
おすすめ製品
- P&S FBB:弱酸で安全にスケールを除去
- Nanolex Reactivating Shampoo:洗浄しながら撥水を回復
- SOFT99 スケールリムーバー:部分的な白ジミ落としに便利
中性シャンプー|普段の洗車にいちばんおすすめ
こんなときに使う
- 毎週〜隔週のレギュラー洗車
- コーティング車・ワックス車の通常洗浄
- 初心者で「迷ったらどれ?」というとき
特徴
中性タイプは泡立ちがよく、塗装にも被膜にも優しい万能タイプ。
日常の洗車ではこのタイプをメインに使うのが安心です。
Reflect Garageアドバイス:
「いつもどおりの洗車」なら中性で十分。
泡をしっかり作って、やさしくスポンジを滑らせるのがキズ防止のコツです。
おすすめ製品
- CARPRO Reset:泡切れがよく、コーティング車に最適
- GYEON Bathe+:撥水を軽く復活させるブースト機能付き
- シュアラスター S-30:手軽でコスパのよい定番中性タイプ
アルカリ性シャンプー|油・虫汚れ・古いワックス落としに強い
こんなときに使う
- しばらく洗車できなかったとき
- コーティング再施工や脱脂前
- 虫汚れ・花粉・皮脂など、ベタつく汚れが気になるとき
特徴
アルカリ性シャンプーは洗浄力が高く、油汚れや皮膜のリセットに向くタイプです。
ただし、使いすぎるとコーティングの寿命を縮めることもあるので、使用頻度は月1回程度がおすすめです。
Reflect Garageアドバイス:
アルカリを使ったあとは、しっかり水ですすぐ(リンスする)ことが大切。
残留成分を落とすことで、シミやムラの予防になります。
おすすめ製品
- GYEON Restart Wash:再施工前の下地リセットに最適
- Koch Chemie Gsf:希釈で洗浄力を調整できる万能タイプ
- CARPRO Rift:強すぎず、コーティング車にも使いやすいバランス型
どれを使えばいい?液性ごとの使い分け早見表
| 洗車シーン | おすすめタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 普段の洗車 | 中性 | 塗装やコーティングに優しく安全 |
| 水アカ・白ジミが気になる | 弱酸性 | スケールを分解してツヤ復活 |
| 再施工・脱脂前 | アルカリ性 | 古い被膜・油汚れをリセット |
| 夏の虫・花粉汚れ | 弱アルカリ | 有機汚れに強く、短時間で効果 |
| 冬の簡易洗車 | 中性 | 時短洗車でも安全で扱いやすい |
Reflect Garage流|シャンプー選びのコツ
- まずは中性シャンプーをメインに使う
- 月1回程度、弱酸性やアルカリ性で汚れをリセット
- アルカリを使ったあとは必ずしっかりすすぐ(リンス)
- 「強い=いい」ではなく、目的で使い分けるのが長持ちの秘訣
Reflect Garageメモ:
春先は花粉でベタつく → アルカリで落とす。
夏は水シミ → 弱酸性で整える。
冬は冷たい水でも使える中性でOK。
季節ごとにシャンプーを使い分けると仕上がりが安定します。
🛒汚れ別おすすめカーシャンプーまとめ
| タイプ | 商品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 弱酸性 | P&S FBB | コーティングを傷めずにスケール除去 |
| 弱酸性 | Nanolex Reactivating Shampoo | 酸性+撥水回復のハイブリッド |
| 中性 | CARPRO Reset | 日常洗車の定番。泡切れと潤滑性◎ |
| 中性 | GYEON Bathe+ | 撥水効果を軽く復活。香りも良い |
| アルカリ性 | GYEON Restart Wash | 再施工・下地リセット向け |
| アルカリ性 | Koch Chemie Gsf | 希釈で調整できる万能タイプ |
| アルカリ性 | CARPRO Rift | 強すぎず扱いやすい、初心者にもおすすめ |
まとめ|“目的に合わせて選ぶ”のがコツ
カーシャンプーは、「どれが最強か」ではなく「今の汚れに合っているか」で選ぶのがポイント。
- 普段は中性でやさしく洗う
- くすみや白ジミが出たら弱酸性で整える
- 油汚れや再施工前はアルカリ性でリセット
この3つを使い分けるだけで、塗装もコーティングも長持ちします。
Reflect Garageではこれからも、初心者でも実践しやすい洗車のコツを発信していきます。

